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特攻花 [詩]






空の青さは あの頃のまま
思い出の中の 飛行機雲
彼の人に託した 花一つ
緋色の記憶 呼び覚ます

二度と戻らぬ その笑顔
片道限りの その翼
揺れる路面に ひとひらの
緋色の花弁 宙を舞う

願わくば共にと 手を伸ばす
消して届かぬ その想い
滲む大地に 一輪の
緋色の願い 花開く

永久に帰らぬ 彼の人の
最後の願い その心
繰り返すなかれ 悲しみを
緋色の歴史 その胸に

tenningiku.jpg
http://www.yasashi.info/ka_00003.htm

特攻花「テンニンギク」です。学名は「Gaillardia(ガイラルディア)」と言います。

戦時中、鹿児島県の喜界島から出撃する特攻隊員たちに、島の女性たちが手向けたのがこの花だったそうです。
花と共に特攻に行くのは忍びないと、特攻隊員は空からこの花を落としました。その花の子孫が、現代へと受け継がれてきています。
美しくも悲しいお話ですね。






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タグ: 戦争

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